近くば酔って目にも旅心

2018年10月15日 (月)

茨城-2/紅葉コキア

Photo_2毎年9月初旬に実施していたご一緒仕事が、今年は10月になったので、ならばと「国営ひたち海浜公園」の紅葉コキアを行程に入れた。ピークにはわずかに早かったけど見ごたえは十分。最初に訪れた2009年当時、まだ知名度はそれほどでもなく、規模も小さかったけれど、今ではこの「見晴らしの丘」を総植替えする5月のネモフィラとともに、広く世間に知られるようになった。さらに大洗・磯前神社の「神磯の鳥居」(海の岩場に建つ)と合わせ、インスタ映えする場所として訪日客にも有名な地域となっている。コキアは陸のキャビアと言われる「とんぶり」の実がなるホウキ草のこと。束ねて作る葉ぼうきの原材料でもあるが、観賞用と食用では微妙に種類が違うらしい。とんぶりの名前は、実の形が「ぶりこ(鰤の卵)」に似ているから。その昔には、ぷちぷち食感でちょっと青臭い「秋田とんぶり」にハマり(今でもスーパー等で売ってるはず)、マヨネーズ、鰹節、醤油でまぜまぜ。毎晩のように晩酌のつまみにしていた。

2018年10月14日 (日)

茨城-1/牛久大仏

Photo 筑波のJAXA宇宙センター」の見学予約が13:00しか取れない。となると昼食は近くでないと間に合わないので、「牛久シャトー」にする。さらにそれまでの午前中をどうしようかと考え、まだ行ったことのなかった「牛久大仏」にした。という信心のカケラもない選び方で、大変申し訳ないのだけど、ワタクシ無宗教なのでご容赦いただきたい。それでも仏像は「人の心の拠りどころ」、「美術的造形」ということでは、とても興味をもって敬愛している。ここのホームページ画像が素晴らしい。雲海を下に眺め、まるでスカイツリーか飛行機の俯瞰だ。右下に小さく「イメージです」とある。Webデザイナーに拍手。エレベーターで85mの胸元展望フロアまで昇れて、全高は120m。青銅製立像としては世界一で、ギネスブック登録だそうだ。胎内には3,400余体の金色仏や、建造中の写真なども展示されていて、周囲の庭園も美しく、思っていたより落ち着く施設だった。ちなみに宗派は「浄土真宗東本願寺派」とのこと。

 

 

2018年10月11日 (木)

神奈/雨はふるふる 城ヶ島の

Photo 「あっ、ここ見たことある~!サスペンス劇場で良く見るところだー」と、女性が叫んだこの場所は、三浦市三崎・城ヶ島の展望台。とは言えほとんどの年配者は、「♪雨はふるふる 城ヶ島に、利休鼠の雨が降る~っていう歌があったわね」と言う。ワタクシもその口だが、はて「利休鼠の雨ってナニ?」と今更ながらの疑問が。調べてみたら千利休が好んだ色らしい。この歌は大ヒットしたそうだが、初出は大正初期だから古い!マイナー~メジャーに転調するあたりはモダンだが、歌詞は辛い心情の言葉並べのようで、北原白秋先生には申し訳ないが、それ以上の感慨はない。とある自治会さんの親睦旅行、第一テーマは「まぐろ」ということで、三浦半島の先っちょを巡る企画になったのだ。昼食処の「まぐろ漬丼」が量、味ともに素晴らしく、コスパも抜群で参加者皆さんから大絶賛。ましてや台風が間一髪で日本海に逸れて快晴となった6日、会長はじめ参加の皆さんは上機嫌。なんたって昨年は台風直撃で、前日に中止になったのだから。

2018年9月30日 (日)

福島/会津七日町と日本酒

Photo「七日町」地元では"なぬかまち"と呼ぶ、この辺りは大町の味噌田楽「満田屋」、わっぱ飯の「田事」、レトロなお宿「渋川問屋」と、戊辰戦争ゆかりの「阿弥陀寺」、そして「末廣酒造」、「鶴乃江酒造」などの観光資源が、とくに連携もなくぼつりぼつりと点在していたが、近年は二代目が目覚めたか、急速に観光地化が進み、駄菓子(今は和菓子屋)の「長門屋」、ガラス漆器工房「鈴蘭」など新しい感覚の店に加え、通り沿いにバス駐車場も出来て、なかなかの賑わいだ。ワタクシはこの手の造作は好きではないけど、商売となればぜひにとお薦め。実はこの通りを真中にして、両筋違いに「うめや酒店」と「キタアイダ」という、東京ディズニーランドと、浅草花やしきで比較するような、2軒の酒屋があるのです。今回は「うめや」で6本17,000円を大人買いしましたが、一方のキタアイダは真逆の庶民的格安店で、一升1,500円クラスのアル添や、800円レベルの糖添酒がずらずっらっと並んでいて、とっても魅力的~。これはこれで寒い日の鍋に熱燗で呑ると美味い。6本最大で税込9,000円!次訪で購入予定ふふふ。

2018年7月 7日 (土)

インドネシア-3/バリ島・ウブド

18ubd

バリ島には3回来ているけど、お泊りはクタ、レギャン、サヌールとビーチ沿いばかり。キンタマーニ観光の途中で立ち寄っていた、芸術の村「ウブド」には、箱根のような鄙びた山あいに、シャレオツな宿がたくさんあって、かつてはさも泊まったことがあるような絶賛ぶりで、ずいぶん送客をしたものだが、あれから30年を経た今日、ワタクシの記憶とはまるで違う村になっていた。小ぎれいなカフェやブランドショップが建ち並び、まるで軽井沢のようだ。たまたま昔を知る現地ガイドだったが、何を聞いても「はい、その頃ここ密林でした」、「はい、ここ泥道でした」、「そうです、そうです、よく憶えてますね」と言うばかりで、まるで浦島太郎に毛が生えた感じ。本来は2泊滞在のはずが1泊になり、ウブド散歩も半日に。もっとゆっくりできれば、今の良いトコロもたくさん発見できたはずと思うと、まことに残念。こんなんなっちゃったけど、でもやっぱりウブドはお薦めです。

インドネシア-2/ジョグジャカルタ

18jogja

ボロブドゥールと、プランバナンの遺跡を見学後、デンパサールへ飛ぶはずが、アグン山の噴火煙の風向きが悪くて、空港閉鎖になってしまった。2泊目なので今度は遺跡近くではなく、市街地のホテルに泊まることにして、翌日の午前中は空港に行く13:00まで、王宮や露店マーケット通りを散策。イギリス、オランダと統治が変遷したこともあって、コロニアル風の建物や、昔ながらの風景がまだたくさん残っている古都ジョグジャカルタは、目にする景色すべてがワタクシ好みだった。聞くところによるとバリ島のヒンドゥー文化(同じインドネシアでもバリ島だけは、ヒンドゥー教が多勢を占める)は、その昔、ジャワ島のイスラム勢力が強大になって、王族や僧侶がバリに逃れたからだそうだ。庶民の生活が垣間見える、小さな裏路地もそれほど心配はなさそうだし、何より物価がメチャンコ安かった!いずれゆっくり再訪したい。

インドネシア-1/ボロブドゥール

18borobudur

およそ50年(と考えられている)をかけて造られたのに、1000年以上ものあいだ、土砂と密林に埋もれていて、1814年に土中から掘り起こされるまで、歴史から消え、人々からも忘れ去られていた、ジャワ島にある世界最大の仏教遺跡です。とにかく謎だらけで、小山のように埋もれていたのは、ムラピ山の噴火埋没によるものとする一方で、土台の土と覆っていた土砂が同じであることから、完成して人為的に埋められたとする説も。建造法も石を積み上げただけで、中にピラミッドのような空間はない。また積み上げる途中で、補強が必要になったらしく、内側に最初の外壁となった基壇が存在していて、現在、この二重構造が一部だけ見られるようになっている。この最下層のレリーフは、煩悩に支配された「欲界」の人間どもで、享楽に対する「因果応報」がテーマらしい。見ると酒を呑んで踊ったりするのもダメなようだが、やっぱり楽しそう。ずっと煩悩に支配されててもいいや。

2018年6月18日 (月)

山梨/新倉山浅間神社398階段

398

6 /16-17「朝霧ブルーグラスフェスティバル」だったが、今年はメンバーの予定が合わず、ステージでの演奏はしなかった。ずっと雨or曇りで、17日にてっぺんだけ見えた富士山も特段のインパクトはなし。てなワケで16日に階段好きのワタクシが寄り道した、「新倉山浅間神社」をネタにする。ここは初訪である。訪日観光客がニッポンらしい風景を求めて、桜の季節に大挙して来ていると、雑誌やWebで紹介されるまで、こういう景色が望める神社があるとは知らなかった。で、よく紹介される「桜、五重塔、富士山」の写真が右上のもの。この日はあいにくの曇り空で、富士山も見えず桜も咲いてはいないが、来訪者は中国、タイ、イスラム圏らしき方々ばかり。日本人は、おっさん5人組と、戦没慰霊五重塔(仏塔ではない)に、お花を供えに来た老夫婦くらい。ちなみに398段は富士山(浅間)の神様、「木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと」からとのこと。雪が降った翌日にでも来てみたい。

2018年6月10日 (日)

静岡/秋葉山可睡斎

18

6/9(土) 9ヶ月ぶりの秋葉山可睡斎。隣接の「ゆり園」が見頃とあって、狭い周囲は車と歩行者でそこそこ渋滞。お天気上々ながら暑さで汗も噴き出すお昼時。いつもどおり美味しい精進料理をいただいてから、修行僧Fさんの案内で諸堂を拝観。何回か来て気がついたのだけど、「家康が和尚睡る可と言ったから」という、名称由来のキモだけ押さえれば、決まった説明マニュアルはないらしく、毎回の説明が新鮮で楽しい。加えて此度は初めて、ご祈祷を間近で体感することが出来た。なんでもご祈祷の太鼓は、宗派・お寺によって打ち方が違い、右手の1打音に合わせて1文字お経を唱えるので、とても難しいのだそうだ。("落語家の出囃子みたいですね"と言いかけてヤメた)。「左奥で太鼓を叩いている修行僧は、ブラジルから来たお坊さんで、とてもリズム感が良いので、日を経ずして大抜擢されたそうです」と、来てまだ2ヶ月という修行僧Fさんが教えてくれた。

可睡斎の祈祷太鼓 (YouTubeへリンク)  https://youtu.be/ERFRXFSOc-8

2018年5月29日 (火)

青森-2/陽光新緑の奥入瀬

Photo

十和田湖には3回訪れている。最初は昭和47年の夏、ワタクシはまだ高校生。同行者は同い年の彼女だった。今でこそ、この年頃の二人旅は珍しくもないけど、当時は大それたことをやらかした感いっぱいで、小田急線のホームにその姿を見た時には、心臓がばくばくしたことを憶えている。「なんて言って出てきたの?」と聞くと、「合宿」とのことだった。陸中海岸・小岩井牧場をもめぐる、夜行3泊6日の長旅だったが、「なぜもっとオシャレな旅先を選ばなかったのか」ということについては、今でも小さな心のキズになっている。あれから46年、とっくに音信不通になっているので、「今はどこでどうしているのかなあ」と、せつない思い出をめぐらしながら、お客さんと一緒に、新緑が輝く「奥入瀬渓流」を歩いていたワタクシです。

より以前の記事一覧