« 歌橘・三語楼 二人会 | トップページ | 宮崎勝之を想う会 LIVE »

2024年4月28日 (日)

ほとけの国の美術

Photo_20240429113201  府中市美術館の「ほとけの国の美術」は5月6日まで。会期ギリでやっと行けた。堅苦しい仏教美術だけでなく、ゆるかったり、面白かったり、カワイイ、怖いの美術展。作者も、円山応挙、仙崖、百隠、狩野探幽、谷文晁,伊藤若冲、河鍋暁斎、長沢蘆雪、円空、と幅広い。今回とくに見たかったのは金沢・照円寺蔵の「地獄極楽図」と、京都・二尊院蔵の「二十五菩薩来迎図 」。地獄絵図は今でいうところの善悪と道徳の教えだろう。これをくるくる巻いて諸国を巡り、説法をする。罪をひとつ犯すと死後にこうなるよ。二つだとこんな目に合うよと。興味深いのは地獄だけでなく、極楽での一生?も描いていること。若い頃は空も飛べるけど、歳とともに友達も離れていき、いずれは孤独な毎日を送ることになるのだと。来迎図は臨終を迎える救いの舞台装置。薄れゆく意識の中に見える、中央基壇の阿弥陀如来・釈迦如来と、取り巻くように掲げられた二十五菩薩は、さぞ「待たせたね、さ、みんなで迎えに来たよ」の誘いと映ったに違いない。

 

« 歌橘・三語楼 二人会 | トップページ | 宮崎勝之を想う会 LIVE »

近くば酔って目にも見よ」カテゴリの記事