劇団NLT/二階の女
コロナが明けて堰を切ったように続くNLTの舞台。10月の「フールズ」から中一か月。銀座博品館劇場で「二階の女」を観劇。会場からも内容からも、今までとはちょっと違うのはわかる。何と言っても原作が「獅子文六」だ。演者のひとり阿知波里美さん。友人カイホーさんと夫婦の役どころ。久し振りの存在感にすっかり惹きこまれてしまった。その昔、ある居酒屋の白州サントリー工場バス旅行の手配をした折に、阿知波さんがいらっしゃって、店主が「こちら旅行会社の方で、音楽もやっててね…ブルーグラスだっけ」と紹介。すると「ああー、ウチにもブルーグラス馬鹿が一人いるのよ」と。それがカイホーさんだったという意外なところで繋がったハナシ。日中戦争から日米開戦までの次第に募る庶民の不安と、いるはずのない二階の女。現在の不穏な世界情勢にも通じる内容で、ある時そのいないはずの女が実体となって降りて来た。恥かしながら観終わってすぐは???も、カイホーさんにキモを聞いて「あー!そういうことか」
« 岡山/下津井・鷲羽山 | トップページ | 深掘り!浮世絵の見方 »
「近くば酔って目にも見よ」カテゴリの記事
- 旗岡八幡神社宮神輿(2024.09.17)
- 箱根再開祈願朝霧フェス(2024.09.12)
- 推し活による押し出し(2024.09.05)
- 帆船 アメリゴ ベスプッチ(2024.08.27)
- 年一回の小田原詣で(2024.08.23)