本/ザ・スタンド
新型コロナウィルスは、中国の武漢ウィルス研究所から誤って流出したという説が、まことしやかに語られているが、先日、ぽん!という感じでこの小説を思い出した。米国の軍研究所から罹患率99.4%の空気感染するウィルスが漏れ、咳と痰の症状が出て死に至り、あっという間に死者が増えていくというおハナシで、本筋はこれによって生き残った人々が、善と悪に分かれて戦うというもの。日本で2000年に翻訳本が出たのだけど、上790頁/下630頁で2段組、1冊3,000円というシロモノだった。スティーブン・キングの大傑作との評判で、すぐに読みたかったワタクシは「えいっ!」と購入、読了してすぐに某古本チェーンへ買取に出したら1冊600円と言われ、すぐに「返せっ!」となった。で、まだこうして手元にあるわけで、今は文庫5冊になっているようだ。上巻をざっくり読み直してみたが、キングにしてはあっさりした文章で、それがかえって感染率が高く、燎原の火のごとく全米にウィルスが拡がる感じで、背筋がぞわぞわと…。さてリアルな話、せめてワクチンが出来るまでは罹患したくない。
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