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2017年12月

2017年12月25日 (月)

富士塚めぐり下見

Hz

来年の地元バスツアーの下見で、八つの富士山を登ってきました。江戸時代に広まった富士講と富士山信仰。当時は登山に出掛けることが出来たのは、限られた人たちだったので、それに我慢のできなくなった庶民は、「行けぬなら造ってしまえ、おらが村のフジヤマを」と、てっぺんから富士山が拝めるように出来たのが富士塚です。関東を中心に数百は存在していると言われていて、横浜市だけでも5~60基ほどあるようです。小さいのも大きいのもあるのですが、今回は登りがいのある富士塚に限定しました。大きいものになると登山道もハチマキ状で、道幅が30cmくらいしかないところもあり、うっかりすると滑落の危険すらあります。この写真はワタクシお気に入りの「羽沢富士」。なんだかとても通行の邪魔に見えますが、そのとおり車道にハミ出てるんです。だから車はここだけ譲り合って片側通行。夜は危ないから反射板がついてますね。しかしこの保存形態、よく許可が下りたなあと思うんです。

2017年12月23日 (土)

映画/IT(それ)

It

今日はバンド仲間で忘年会の予定だったが、リーダーが急遽入院することになり、一昨日に中止となった。元々は娘夫婦・孫と、X'masぱーちいだったのを、明日24日と差し替えてもらった手前、なかなか言いだせないでいると、今日が空いた家内は、我が家で女子会を催すことにしてしまった。ま、そうとなればワタクシはのんびり自分の時間を…と、パズルのピースはぴったりハマったと思われたが、事態は昨日、急転する。なんとお友達のダンナも二人来ることになったというではないか、これはマズイ。となればワタクシ「いつも家内がお世話になりまして」と、ご挨拶をしなければなるまい、そうなれば「ま、ま一杯」ということになり、そのうち笑い話のサカナになり、ずるずる蟻地獄は間違いない。ならばと何食わぬ顔で15:50から上映の「IT」を観に、ウチを抜け出すことにしたのだった。さすがに再読の余裕はなかったが、「スタンド・バイ・ミー」に通じる、子供たちがそれぞれの心の恐怖(IT)に、力を合わせて立ち向かい、そこに前作よりぐんと身体能力が上がった、ピエロ「それ」ががっつりからむという、今風の仕上がりでなかなか面白かった。帰りは鴨居の駅前で燗酒とヤキトリをやっつけてからそーっと帰宅。2階は宴会継続中だったので、ワタクシは息を潜めて1階事務所に潜伏。

2017年12月19日 (火)

茨城/悪態まつり

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「タラタラ歩いてんじゃねーぞ、ばかやろう!」「もっと若いのは集められなかったのかあ、バカヤロー」。すでにそこそこの歳と思われる、13の天狗に次々と投げつけられるむごい罵声。12/17(日)に茨城県、愛宕神社の奇祭「悪態まつり」を堪能してきた。神主を先達に白装束、烏帽子とマスクをつけた天狗たちは、何を言われても修行と割り切り、無言で16の祠に供物(餅、皿、藁ゴザなど)を供えながら、頂上の愛宕神社を目指すのだ。供物は縁起物とされ、直後に参拝客の争奪戦となるのだが、祈詞が終わらないうちに供物へフライングをした場合は、天狗の青竹が容赦なく打擲するのだ。「ばしっ!」「痛たたっ」。後ろには見物人がぞろぞろと。たまに「疲れたぞ、ばかやろー」の声が聞こえるものの、登坂中は息が切れるので、「バカヤロー」に今ひとつ冴えがないなか、「もっとイケメンを出せー、バカヤロー」の女性の叫びに、「黄色い声出すなー、カワイイぞ、ばかやろー」の誰かの返しは秀逸だった。拝殿からの菓子、餅の投げまくりイベントが終わると、いよいよフィナーレの"ばかやろう三唱"だ、「それでは皆さんご唱和願います!バカヤロー、バカヤロー、おおバカヤロー」で、また来年。

2017年12月 9日 (土)

岡山-3/ほろよいマンション

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4年前に三回忌で来た時、ワタクシを主人公にした小説、「仁侠スタッフサービス」を上梓した大作家のNセンセーと、深夜+1のY店主との3人で、夜の岡山の街に呑み処探訪に出かけた折、Nセンセーが「前に見つけたんだけど一人では入れなかった」と言って、たどり着いたところがこの「ほろよいマンション」だ。その時にはとりあえず大丈夫そうな店は…と、物色していたところ中から黒いレトリバーが「わふ!」と吠えた店があり、「犬を店で飼う人に悪い人はいない」ということでその店に決めたのだった。今ではここの店主も、東京に来た時には、新宿の深夜+1に立ち寄ってくれる間柄になった。今回は9名で押し掛けたので、黒ラブの「コラック君」しばし服のニオイを嗅いだ後、誰にでもわうわう吠えまくり。この建物の外観はよくある住居用マンションだが、いつからこうなったのかはわからないらしい。この素敵な佇まいと、居心地の良い店がすっかり気に入ってしまっている。

岡山-2/桃太郎とその家来

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古代「吉備国」は現在の岡山県全域と、広島県、香川県、兵庫県の一部にまたがる、有力な地方国家だったそうだ。この吉備国を平定したと言われるのが「大吉備津彦命(オオキビツヒコノミコト)」で、言わずもがな「桃太郎」のモデルであります。実はこのシュールな桃太郎の像も、ずっとお目にかかりたいと思っていたシロモノで、昔、何かで見てすっかりハマってしまったのだ。凛々しい桃太郎の服端をぎゅっと握り、人見知りするこどものような猿は、NASAで捕らえられた宇宙人のようにも見える。首にひもを巻かれ飛べない雉。決して筋肉質とはいえないうえに目が逝っちゃってる犬など、どいつもこいつも素晴らしいキャラクターで、これがだだっ広い駐車場の端っこに据えられているのだ。それでもこの存在感はそこそこ有名なようで、参詣の皆さんを観察していると、マイカーで到着→本殿へお詣り→戻って来ても車に乗らず→桃太郎像の前でひとしきり笑う→記念写真という順番がお約束のようだった。これほど味わい深い造形は滅多にないと思う。しっかり戦え家来ども!

2017年12月 8日 (金)

岡山-1/畜魂!鼻ぐり塚

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今年はコメディアンだった内藤陳さん七回忌であり、昨年亡くなった映画監督"S巨匠"の一周忌でもあるので、新宿ゴールデン街・深夜+1に集う、日本冒険小説協会残党の有志で、「そう離れていないから、二人の墓参に行こうじゃないか」というハナシになった。で、ワタクシがJR+ホテルを手配することになったのだが、せっかくなので1日前ノリで、一人旅を楽しむことにしたのだった。これは30年ほど前に永六輔サンの本で知った、屠畜牛の鼻輪を形見として供養する「鼻ぐり塚」。ずっと訪ねてみたかった場所だが、ここをお客さんの旅先に提案するワケにも行かず、ずっと記憶の片隅に引っ掛かっていたが、今回やっと念願叶っての訪問となった。当時の写真は小山だったが、昭和初年に塚が建立されて以来、現在その数700万個を超えてさながらボタ山のごとし。護摩木に「牛さん、豚さんありがとう」と記して、明年4月に行われるという畜魂祭での供養をお願いする。これからは「牛丼、豚丼ありがとう」という気持ちも大事にしたい。

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