島根-1/寄木柱
近頃とんと少なくなった2泊3日での社員旅行にご一緒。緻密な行程作成は久しぶりに腕の見せドコロだ。まずは米子鬼太郎空港からダイハツのTVCMで有名になった、「ベタ踏み坂」こと江島大橋を渡って「松江城」へ。国内に現存する12天守閣のひとつで、注目したのはこの「寄木柱」。芯柱を板で覆ってかすがいを打ち、ぐるりと金輪で巻いた集成材と呼ばれるものだそう、当時は築城が多く、太い柱が調達難だったため、リサイクル資材を強度のある柱にする苦肉の工法とのこと。最初は「出雲大社」で使われた技術で、松江城はその2年後に完成している。今では東大寺大仏殿と松江城にしか残っていないらしい。糊で貼り合わせた合板が当たり前の現代だけど、400年前からこういうエコな技術があったのだ。
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